お部屋探しをしている方、物件の検索サイトはどこが良いか悩んでいませんか?
今回は大手検索サイト
の物件数や違い、特徴について解説いたします。
悩み、疑問
- 賃貸物件はどのように探したら良い?
- おすすめの検索サイトは?
- スーモ、ホームズ(アットホーム)どっちがいい?
- 一番物件数の多いサイトは?
- サイトの特徴は?
- サイトの仕組みは?
- ポータルサイトの店舗はどこにある?部屋探しの依頼はできない?
見解
この記事を読んでいる方の目的は「信用できる不動産屋、賃貸情報が知りたい」という事ではないでしょうか。
実は、部屋探しをどの検索サイトを使えば良いか悩んでいる人は、意外と多くいらっしゃいます。
理由は良さそうな部屋があっても、下記のような疑念が生じるからです。
- このサイトで良い?
- この情報は正しい?
- この物件で本当に良い?
- この不動産屋は信用できる?
- しつこい営業などされない?
この記事の見解としては、SUUMOで検索することをおすすめします。
SUUMOで良い物件がなければ、HOMES、at homeも活用しましょう。
自己紹介
mai
賃貸一筋20年の宅地建物取引士。
賃貸業務一連の実務経験有り。
現在は年間約200本の賃貸借契約がメイン。
「満足度の高い取引の達成」を目指しましょう。
このサイトは、コンプライアンスを重視します。
常識から逸脱する行為は、事例として紹介することはありますが推奨はできません。
また、筆者の経験から派生した主観が含まれます。
ご意見、ご質問などお気軽にコメントください。
結論
- 賃貸の部屋探しは検索サイト(SUUMO、HOMES、at home)を活用
- おすすめの検索サイトは掲載数の多いSUUMO
- 検索サイト自体は不動産屋ではない、店舗もない
- 理想は不動産屋のホームページをくまなくチェック
- 信用できる不動産屋は口コミを参照
この記事を読むと得られる事
- 賃貸動向と、実情の把握
- 賃貸知識と、知恵の習得
- 取引の疑問と、不安解消
- 判断力と、対応力の向上
それでは細かく見て行きましょう。
検索サイトの役割
前提として、SUUMO、LIFULL HOMES、at homeは不動産屋ではありません。
有名な不動産屋はエイブル、アパマンショップ、ミニミニ、ハウスコム等です。
不動産屋と検索サイトを勘違いしている方が多いのでご注意ください。
様々な不動産屋が物件を掲載できるだけの媒体、検索サイトです。
賃貸物件の部屋探しは、この検索サイトを活用しましょう。
物件検索の流れは
という流れとなります。
立地、間取り、設備など希望の条件を入力し、検索をしましょう。
検索サイトを使わない場合、希望するエリアの不動産屋に直接問い合わせをする必要があります。
スーモ、ホームズ、アットホームの違いと比較
それぞれの特徴は以下の通りです。
詳細はこちら↓
SUUMO → 知名度、物件数ともにNo.1。利用者が最も多い。
- 全国の物件情報を網羅している:SUUMOは、全国の物件情報を幅広く掲載しています。都市部から地方まで、さまざまな場所の賃貸物件・売買物件を網羅しているため、広範囲に物件探しができます。
- 豊富な検索条件:SUUMOは、検索条件が豊富で細かく設定できます。家賃や敷金・礼金、築年数や専有面積、駅からの距離や沿線、設備や間取りなど、自分に合った条件で物件を探すことができます。
- 高精度なマッチング機能:SUUMOには、AI技術を活用した高精度なマッチング機能があります。入力した条件に合致する物件を、高速で検索してくれるため、時間の節約にもつながります。
- 充実した情報提供:SUUMOでは、物件情報だけでなく、周辺の生活環境や交通情報、治安情報なども提供しています。また、住まいに関する相談や、引越しや不動産購入の手続きなどもできるため、総合的なサポートが受けられます。
HOMES → 地域によってはSUUMOより物件数が多い、掲載数No.1の時期もあった。
- 地元密着型のサービスを提供:HOME’Sは、全国各地にある不動産会社と提携して、地元密着型の不動産サービスを提供しています。地元の市場情報や物件情報に詳しく、購入・売却に関するサポートを行っています。
- 独自のデータベースを持つ:HOME’Sは、自社で独自の不動産データベースを保有しており、豊富な物件情報を提供しています。また、そのデータベースを活用した高度な検索機能があり、細かい条件に合った物件を探すことができます。
- 使いやすいUI/UXの提供:HOME’SのWebサイトやアプリは、ユーザーが使いやすいUI/UXに設計されています。物件検索や条件設定が簡単で、見やすく情報量も豊富です。
- セキュリティに配慮したシステム:HOME’Sは、ユーザー情報の管理にも配慮し、SSL暗号化通信やセキュリティ対策を強化しています。また、オンラインでの物件申し込みや契約書の電子署名にも対応しています。
- さまざまなサービスの提供:HOME’Sでは、不動産売買や賃貸に限らず、不動産投資や住宅ローン、リフォームなどの不動産に関するあらゆるサービスを提供しています。また、不動産に関するニュースや情報なども提供しており、幅広い層のニーズに応えています。
- 24時間365日対応のカスタマーサポート:HOME’Sは、24時間365日のカスタマーサポートを提供しています。不動産取引に関する悩みや問題について、いつでも相談できるため、安心して利用することができます。
at home → 物件数は少ない、不動産屋向けサイト。
- 地域密着型の不動産ポータルサイト:アットホームは、地域に特化した不動産ポータルサイトで、全国の主要都市を中心に地域情報や物件情報を提供しています。地域に特化した情報提供により、地元に精通した不動産会社や住まいに関する情報を得ることができます。
- 豊富な物件情報:アットホームは、全国の賃貸物件や売買物件の情報を提供しています。掲載物件数は多数で、地域の特徴やニーズに合った物件を見つけることができます。
- 不動産会社の口コミや評判が掲載されている:アットホームでは、不動産会社の口コミや評判を掲載しており、不動産会社選びに役立つ情報を提供しています。
- 無料で利用できる不動産相談窓口:アットホームでは、住まいに関する相談窓口を無料で提供しています。不動産購入や引っ越しについての相談や、住宅ローンの見積もりなどができるため、住まいに関する疑問や不安を解消することができます。
- リフォームや引っ越し費用などのシミュレーションができる:アットホームでは、リフォームや引っ越し費用などのシミュレーションができるツールを提供しています。これにより、住まいに関する費用の見積もりや、自分に合ったリフォームプランを立てることができます。
といったところです。
検索サイトに掲載する理由
不動産屋はなぜ検索サイトに物件を掲載するのでしょうか。
不動産会社は少なからず自社のホームページがあり、ホームページ上で募集をしています。
しかし、どんなに条件の良い情報を載せようと、町の小さな不動産屋のホームページはあまり閲覧されません。
CMをうつこともできません。
そこでポータルサイトに物件を掲載するのです。
個人がメルカリに出品する感じでしょうか。
まずはSUUMOで検索しよう
まずはSUUMOで検索しましょう。
不動産屋はとりあえずSUUMOをメインに掲載するからです。
ではなぜSUUMOに掲載するのでしょうか。
理由は問い合わせを貰える確率が高いからです。
不動産屋は同じ物件をSUUMO、HOMES、at homeに同時掲載することもできます。
3つのサイトに掲載すると、高確率でSUUMOから問い合わせが入ります。
それだけSUUMOは人気があるのです。
10件の問合わせのうち約6件はSUUMOからの問い合わせです。
SUUMOを例にお話しします。
前提としてユーザーは無料で使用できます。
物件を掲載する不動産屋はSUUMO(リクルート社)に掲載料を支払う必要があります。
掲載してくれる不動産屋が増えると、SUUMO側としても増収となります。
よってSUUMOはCMや広告に力を入れるのです。
料金はポータルサイトにより異なります。
ポータルサイトはサービスを提供したい企業と、ユーザーを結びつけるプラットフォームです。
不動産屋は掲載料を抑える為、ポータルサイトを1社に絞る場合があります。
予算のある不動産屋は、様々なポータルサイトに物件を掲載します。
予算が少ない不動産屋は、SUUMOだけに掲載する、というこが起こります。
例えば↓
以上の理由により、SUUMOを見れば概ね問題ありません。
HOMES、at homeも併用しチェックすると、より細かく探せます。
有名な賃貸情報サイト
では大手不動産会社のホームページはどうでしょう。
大手はネームバリューで、ホームページや独自サイトで集客することができます。
自社サイトで集客できれば、ポータルサイトに掲載する必要はありません。
よって大手不動産屋の物件は、ポータルサイトに掲載しない物件もあるのです。
大手不動産屋でも割高な物件や、不人気物件、早く決めたい物件等、事情によりポータルサイトを活用します。
ポータルサイトはそれだけ集客力があるのです。
逆にポータルサイトに掲載しなくても決まる人気物件は、ポータルサイトに掲載されていない可能性があります。
各不動産屋のサイトを全てチェックすることができれば、より確実に網羅することができます。
理想は不動産屋全てのホームページをチェックすることです。
しかし時間と労力が必要となります。
結局のところ網羅性の高いポータルサイトで検索することになるのです。
信頼できる不動産屋の見分け方
ポータルサイトには大きい小さい、古い新しい、様々な不動産屋が物件を掲載しています。
しつこい営業をされる可能性もあります。
残念ながら私が推奨する不動産屋はありません。
信頼できる不動産屋はご自身で判断する必要があります。
地域密着の不動産屋であろうと、大手でであろうと、担当者により不審感や不安感を与えてしまうからです。
担当者との出会いはタイミングで決まります。
仲介業者の選び方や、口コミを見て良い担当者に出会う確率をあげ、ご自身で判断しましょう。
ランキングは信用度の高いオリコンランキングを2種類確認しましょう。
以下「検索サイト」と「不動産店舗」のランキングです。
物件検索のコツ
物件検索のコツは「敷金、礼金無し」を条件に入れないことです。
それでも申込が入らない場合、家賃を下げるのです。
逆に言うと、敷金、礼金がない物件は、家賃が割高である可能性が高いということです。
- 家賃80,000円 敷金0、礼金0ヵ月
- 家賃75,000円 敷金1、礼金0ヵ月(75,000円)
- 家賃70,000円 敷金1、礼金1か月(140,000円)
極端ですが、あなたならどの物件を選びますか?
また、同じ物件が大量に表示される場合があります。
物件によってはどんな不動産屋でも紹介することができるからです。
この場合、ストリートビューで現地看板を確認し、元付業者に問い合わせをすると良いでしょう。
元付業者は取り引きがスムーズです。
どうしても不動産屋を決められない方は、エイブル(CHINTAI)、ミニミニ等、仲介手数料が半額の不動産屋でも良いでしょう。
検索は不動産屋に任せる
SUUMOは不動産屋が物件を掲載することができるだけの媒体です。
よって検索や新着通知は可能ですが、応用力はなく選定や提案もありません。
対応力は不動産屋に敵わないのです。
不動産屋に物件検索、選定、提案までお願いしてしまいましょう。
不動産屋は以前より仕事が減り楽をしています。
理由はポータルサイトで検索と選定をお客様が済ませ、提案までしてくれるからです。
見学に連れていくだけで良いのです。
かといって仲介手数料が安くなるわけではありません。
本来、検索・選定・提案は、不動産屋が実施すべきと考えます。
つまり不動産屋はどこでもよく、不動産屋に丸投げすることが最も効率的といえます。
不動産屋は信用できる知り合いや、担当者がいるとベストです。
特にいなければ下記のような仕組みを活用し、提案を待ちましょう。
提示された物件で吟味、効率よく探しましょう。
まとめ
- 賃貸の部屋探しは検索サイト(SUUMO、HOME’S、at home)を活用
- おすすめの検索サイトは掲載数の多いSUUMO
- 検索サイト自体は不動産屋ではない、店舗もない
- 理想は不動産屋のホームページをくまなくチェック
- 信用できる不動産屋は口コミを参照
ポータルサイトを見ていれば、基本的な情報は仕入れることができるでしょう。
ポータルサイトを見すぎて、不動産屋の知識を超えている方もいます。
良い物件との出会いはタイミングで決まります。
大事な部屋探し、時間をかけ物件を探し尽くすことも良いかもしれません。
疲弊しないよう程々に頑張りましょう。